【雑司が谷鬼子母神堂】
(都・文化財指定)※「鬼」は、正式には角のない字を用いる。


創建は天正6年(1578)、もともと鬼子母神はインドの邪悪な神でしたが、釈迦の諌めにより改心し、安産・子育ての神となりました。

今の本堂は寛文六年(1666)の春に、前田利常の三女 満姫(浅野光晃の妻、自澄院殿)が、天下安全・子孫繁栄の祈願として造られた宝殿であるといわれ、豊島区内最古の建造物とされています。もちろんこの堂も何度か改修されているのでしょうが、使われている建材などはそのままだということです。




鬼子母神本堂は、豊島区立郷土資料館によると、「1976年〜1979年にかけて行われた修理工事の結果、1664(寛文4)年の創建」とのことです。
また、「すすきみみずく」は、現在これを制作、販売されているのは、鬼子母神脇の音羽屋さん一軒だけで、戦前・戦後に大沢さん、飯塚さんなども、制作されていたようです。
蝶については、江戸時代の「江戸沿革」に「篠竹の蝶」の記述があり、その後明治以降に「孝行蝶」と言われたのかも知れません。大沢さんがみみずくに蝶をつけたとも言われますが、現在はこの蝶の制作方法・制作者については不明です。
2007年5月(た)
永井荷風は、「山の手の其の中でも残に木立深く鬱蒼とした処」と、境内から見たその夕陽の美しさを賞賛しています。(「日和下駄」より)

境内にひときわ高く立った大銀杏は樹齢500年余、根元周囲六・六メートル、枝下約三メートル、昭和五年七月八日天然記念物の指定を受けました。

今も名物「すすきみみずく」を売る上川口屋は都内最古(元録年間以来の営業)の駄菓子屋です。「すすきみみずく」はかつて、このあたりのすすきを使った素朴な玩具で、江戸時代から継がれ、全国に知られた貴重なものです。現在これを作る人が3人います。はじめはこの「みみずく」に蝶がついていて、蝶が昼、みみずくが夜を表わしているといわれていますが、現在はこの蝶を伝えているのは1人だけで、あとは「みみずく」のみが売られています。

毎年10月16・17・18日と、鬼子母神堂にて鬼子母神御会式【おえしき】大祭(日蓮上人を供養する行事)が開かれています。〈ま〉




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